形而上学

久々にハイデガーの『形而上学入門』を手にした。
「なぜ一体、存在者があるのか、そしてむしろ無があるのではないのか?」というライプニッツの問いの一行から語り出された講義録。
本屋で目に入って思わず買ってしまった平凡社の文庫版。探せば理想社のハードカバーが部屋の何処かに眠っているはずだが、冒頭の一行に押されて買ってしまった。
しかし、実に雑な製本だ。まったく手になじまない。製本というより紙質のせいだろう。